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Women's Sexual Healthについて書くブログ

昼間は医療機器メーカーの会社員が女性のセクシャルヘルスとラブライフ、台湾・日本国際結婚と妊娠・出産について書きます

【妊娠出産記④】学んだこと

かなり印象に残っている、というか、私にとってものすごく学びになったことがあった。身近な友人の妊娠のニュースを聞いたときのことだった。

 

最初、私自身の妊娠が分かったのとほぼ同じ時期に、友人が妊娠したことを聞いた。「同じくらいだから同級生になるし、色んなことを相談し合えるなー、心強いし嬉しい!」と思った。

すぐに「私も妊娠したんだよ!」と知らせたかったが、前回の(1度目の)流産のこともあり、がっかりさせないためにも、そして心から喜んでもらえるように、「今回は安定期になるまで親にも周りの人にも言うのをやめよう」と夫婦で決めていたので、私のことは黙っていた。

 

それからしばらく経ち、私の2度目の稽留流産が分かってから数週間後。

とある食事会が開催され、身近な親しい友人がたくさん集まっていた。私はちょうどその日は参加できず、夫だけが参加していたのだが、その場で友人から「妊娠したよ、○月頃に産まれる予定だよ」と皆に報告があり、さらに別のもう一人の友人からも妊娠のニュースがあった。ダブルの嬉しいニュースに、「同級生になるね!おめでとう!」とみんなで祝福していたんだよ、と後に夫から聞いた。

そうなんだ、○ちゃんも、●ちゃんも、、おめでとう!という気持ちと同時に、そこに私もいたはずなのにな、どうして私はだめだったのかな、彼らと私は何が違ったのかな、と色々な思いが溢れてきて、その話を聞いたとき外で夫と食事をしていたのだが、店の中で一目もはばからず涙が止まらなくなってしまった。

妬ましいとか、そういうネガティブな気持ちは一切なくて、本当に心からおめでとう、と思っているのだけど、その分、自分自身に対して、悲しくなってしまったのだ。私も一緒に喜びを分かち合いたかった、と。それが出来ない今の自分が、とにかく悲しかった。

居酒屋のおしぼりで涙を拭き、注文を取りに来る店員さんに怪訝な顔を(見て見ぬ振りを)されながら食事を終え、帰り道はまた泣きながらふらふら帰った。ふぇーーん、と子どものように泣く私と手を繋ぎ、困りながら黙って夜道を歩く夫、の図。。

 

 

この経験から、今さら身にしみて分かったのは、1つの素敵な幸せがあるその周辺には、悲しい人も、そっと目立たないようにして存在している、ということ。

 

お披露目されるのは、幸せだけ。誰でも幸せは知らせたい。そして、幸せは、目立つ。おめでとうが当然で、おめでとうじゃないことはなかなか表に出てこない。

そっと静かに、だけど確かに、表には出てこない、語られていない事実は存在している。悲しいことや、大変だったことが数多くある中に、ポッと小さく、幸せの花は咲いている。だからこそその花が、鮮やかに輝いて見えるのだと思う。

 

子どもを授かるのは当たり前のことではない。

子どもがいる家庭はごく普通にあり、結婚したらまるで当たり前にその幸せが訪れるように思われているけれど、実はそうじゃない。

子どもが欲しい、と思って子どもが産まれて来る、、、そんな単純で簡単なことではなく、それってやっぱり奇跡なのだなと思う。

 

 

私は、そういうことを身をもって知ることができて、良かったと思う。

 

人の幸せを心から祝福できて、そして、悲しい、辛い思いをしている人の気持ちも理解しようとすることのできる人間になりたい、と身にしみて思った。

 

 

あまりに個人的なことなので、このことは書くのに勇気が必要だったけれど、何らかの形で残しておきたいとずっと思っていたことだった。

確かに、子どもが産まれた今だからようやく書けたのかもしれない。いつか、何らかのかたちで書こうとはその頃から思っていたけれど、真っ只中にいる時は、人に言うこと、ましてや数多くの人に知られるようなことをする、その1歩を踏み出す勇気はなかなか出せなかった。

 

だからこそ、もっともっと大変な病気のことであったり、辛い経験を公表されている有名人の方、例えば乳がんの闘病生活を公表された小林麻央さんや北斗晶さんなど、どれだけの決意と覚悟が必要だっただろうかと想像もつきません。本当にすごいことだと思う。

日本中に情報が拡散されて、良い意味でも、悪い意味でも、影響力を持っていて、、、自分の知らないところで自分のこと、しかも決して喜ばしくない情報が色んな人に語られることって、すごく恐ろしいと感じるはず。でもそこを越えた大きな決断から、最近では小林麻央さんの言葉に、私も含めてきっと日本中たくさんの人が勇気をもらっているのではないでしょうか。

 

私自身のことはそれほど大きな出来事ではないとはいえ、もし万が一同じ状況にある人がいたら、ほんの少しでも役に立つことがあればと思い、ここに書くことにしました。

 

読んで頂き、ありがとうございました。

 

 

と終わりそうな雰囲気をかもしつつも、まだまだこの先の話、ダラダラ続きます〜。