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Women's Sexual Healthについて書くブログ

昼間は医療機器メーカーの会社員が女性のセクシャルヘルスとラブライフ、台湾・日本国際結婚と妊娠・出産について書きます

【妊娠出産記②】2度目の妊娠

前回の妊娠、流産の後は、台湾での2度目の結婚式、新婚旅行、新居への引越し、仕事、語学や資格の勉強、、、と慌ただしい日々を過ごし、あっという間に2015年も中旬を迎えようとしていた。

 

夏を過ぎた頃に、一度自分の身体のチェックも兼ねて検査を受けておいた方がよいだろうと思い立ち、不妊治療専門のクリニックを訪ねた。

 

通常、不妊原因を調べるために行う検査の中から、必要と思われる検査を数度の通院で行った。

*以下、検査の説明はクリニックよりもらった資料より転記

 

(1度目の通院)

【ホルモン検査】

  • プロゲステロン(P4、黄体ホルモン)
    プロゲステロンは卵胞から卵子が排出されたあと形成される黄体から分泌されるホルモン。エストラジオールとともに受精卵の子宮内膜への着床を助けるはたらきがある。受精卵が内膜に着床する時期(排卵後7日目頃)に十分分泌されているか測定する。
  • プロラクチン(PRL、乳汁分泌ホルモン)
    プロラクチンは脳下垂体から分泌され、乳汁分泌を制御するホルモン。授乳中でない女性でもこのホルモン値が高くなることがあり、排卵や妊娠の妨げになることがあるので、正常範囲に保たれているか測定する。
  • AMH(抗ミュラー管ホルモン)
    AMHは卵巣の前胞状卵胞という発育前の卵胞から分泌されるホルモン。卵巣予備能(FSHに反応して排卵する待機状態にある卵子の数の多寡)を推測するために測る。加齢により低下するため、エイジングの指標にもなる。AMHは月経周期のいつでも測定できるが、ピルの内服中、出産直後、授乳中は正しく評価出来ない。 

 

(2度目の通院)

【ホルモン検査】

  • エストラジオール(E2、卵胞ホルモン)
    エストラジオールは卵巣(卵胞)から分泌され、全身にはたらくホルモンだが、子宮では内膜の厚みを増す、子宮頸管粘液を増やすなどのはたらきがある。FSHとLHを計測するときはエストラジオールを同時に測る。また排卵前や排卵後に卵胞や黄体の機能を推測するために測ることもある。
  • FSH(卵胞刺激ホルモン)、LH(黄体形成ホルモン)
    FSHとLHは脳下垂体から分泌され、卵巣における卵胞発育(FSH)や排卵LH)を制御しているホルモン。FSHとLHを月経周期の初めに測ることにより、卵巣(排卵)機能や卵子のエイジングを推測することができる。

クラミジア検査】

 クラミジア性感染症(STD)の一種だが、感染すると卵管閉塞、狭窄をもたらすことがある。現在の感染の有無は抗原検査(頸管粘液検査)で調べるが、過去に感染したことがあるかどうかは抗体検査(血液検査)で調べる。

 

(3度目の通院)

【子宮卵管造影検査】

子宮卵管造影検査は精子卵子の通り道として卵管が閉塞、狭窄(つまってしまたり狭くなったり)していないか、子宮の内腔の形に異常がないかを調べる検査。X線造影剤を用いて検査するため月経周期の7-9日目に行う。検査後、レントゲン撮影した画像を見ながら結果を説明する。造影検査の翌日も後撮影を行う。

 

(4度目の通院)

子宮卵管造影検査の翌日の後撮影

 

以上。

 

検査の負担としては、基本的には血液検査や子宮の粘液を取る検査であまり負担はかからなかったのだが、一つ負担だったのは「子宮卵管造影検査」。造影剤を子宮に注入してレントゲンを撮る、というもので、感じたことの無い違和感とお腹の奥の方の痛みに奇妙な声を上げてしまった。

 

 

ここまでの検査の結果、ほぼどれも問題なかったのだが、1点要注意との話があったのは、「AMH値」。

これは「卵巣予備能」、つまり、「排卵を待っている状態の卵子」がどれくらい残っているか、を推測する値。そしてこの値は加齢により低下していく。

でも私はこれが1.07と低く、クリニックで渡された「年齢別平均AMH」のグラフで見ると、43〜44歳の平均値と同じくらいだった(!!)

「1年くらいタイミング法をやって様子をみて、だめだったら次にステップアップしましょう」というグループと、「1年の間に妊娠出来るよう積極的な治療をしていきましょう」というグループがあるとすれば、後者です。と言われる。

受け止め方が難しいが、やはりショックではあった。

色々とこのAMHについて調べたところ、確かに残りの卵子の多さを示しているのではあるが、この値を「妊娠のしやすさ、しにくさ」と直で結びつけることには、疑問もあるようだった。

要は、値が低いからといって妊娠しづらい、ということかというとそうとも言い切れず、値が高いから妊娠しやすい、とも言えないということのようだった。

(ではどう考えればいいのーー??)

 

・・・ということで、私はあくまで参考値として「私にはあまり時間が残されているわけではないんだな。ちょい急ぎ気味でがんばろー!」という感じで考えることとした。

 

このレディースクリニックに検査のため通うこと5回目。

今度は生理周期に合わせて行う検査の予定があり、次の生理のタイミングで次回検査予約を取っていたのだが、その前の10月10日になんと自然妊娠が判明。10月13日、クリニックで妊娠の確定診断となった。

 

 

一方、折しもこの確定診断が出た日は、会社でも大変なことがあり、大揺れに揺れたXデーだった。

(グローバルの会社全体での大きなリストラがあり、日本も少なくはない人数の社員に、直接リストラ通告が出された。私自身には何か起こったわけではないが、ショッキングな出来事ではあった。)

 

この記念すべき1日は、会社では多くの人が首を切られ、プライベートでは新しい命を授かる、という相反する出来事が起きた日、だった。