Women's Sexual Healthについて書くブログ

昼間は医療機器メーカーの会社員が女性のセクシャルヘルスとラブライフ、台湾・日本国際結婚と妊娠・出産について書きます

【妊娠出産記①】1度目の妊娠

昨年11月末に出産した娘が先日、3ヶ月を迎えました。

ずいぶん時間が経ったような気もするし、あっという間だったような気もします。

3ヶ月からはずいぶん楽になるよ!と先輩ママから聞いて心待ちにしていた3ヶ月。

その通り、3時間ごとの授乳の日々から、2ヶ月の終わり頃からは次第に夜中はまとまって寝るようになり、夜は自分の時間が取れるようになって来ました(涙)

 

まずは妊娠出産の記録として、2年半前のことから書き始めたいと思います。

 

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期せずして1度目の妊娠が分かったのは、結婚式が終わってふっと一息ついた1週間ほどあとの2014年9月末だった。

年齢もその当時35歳、子どもは早く欲しいと思っていましたが、こんなにすぐ叶っちゃっていいの?とまずは驚いた。

クリニックの初診で「おめでとうございます」と言われた時も、自分のことでないような不思議な感じ。

診察の帰り道に電話で夫と両親に報告したところ、とても喜んでくれ、いまお腹の中にいるのかあ〜、と不思議な、ふわふわした気持ちでそれからの日々を過ごした。

2度目の診察で、先生から「まだ心拍は見えていないけれど、次回の診察では見える頃だから」と、次は出産を希望する病院へ行くよう促され、紹介状を渡された。そして出産予定の病院に、電話で1週間後の初診予約を取ったのだった。

 

そしてそれから1週間後、仕事は半休を取って向かった総合病院の産婦人科

待合室でかなり待ったのちにようやく呼ばれ、まずは見てみましょう、ということで内診台へ。経膣超音波エコーのモニターに何か黒いモヤモヤした画像が映し出されている。すると先生の顔が曇ったことが分かる。「心拍は見えていませんね。まずは着替えて、診察室でお話しします」とのこと。その後告げられたのは、もしかしたらこれは流産する胎芽を見ている可能性が高い、ということだった。

1週間後にもう一度見てから確定診断にするとのことで、また来週来てくださいと言われる。

嬉しい気持ちが一転、それからは長い1週間を過ごした。
お腹の中の、あの超音波画像で見えたちっちゃな黒い丸のお豆ちゃんは、もう生きていないのか、、もう“いのち”ではないのか、、、

大事を取った方がいいのか、無理をしていいのか?でも無理することイコールもしかしたらまだ生きている可能性もある“小さな黒いお豆ちゃん”の命を諦めることではないのか。。

そんな良くわからない長い長い日々を過ごした後 、1週間後に心拍がないことが再度確認され、稽留流産との確定診断となった。
手術をするか、自然な排出を待つか、どちらかを選べるとのことで、自然流産を選び待つことに。

 

もちろん残念で多少落ち込みはしたのだが、1度の流産は全妊娠の約2割と言われており、実はよくあることだそうなので、そういうことも起きてしまうのだろう、次を頑張ればいい!と思えた。心拍を見ていなかったので、「いのち」を実感する前だった分、喪失感のようなものもそこまで大きくはなかったのだと思う。


それから数週間。
11月中旬、仕事の同僚と外でランチにタイ料理を食べていたときに、次第に何やら激しくなる腹痛。トイレに駆け込むと、大量の出血で床を血の海にしてしまう。一人でなんとか掃除をして、同僚と一緒に会社に戻る。

当時の上司に、(もちろん妊娠のことは告げていないので)体調が悪いので病院に行くため早退する旨告げたところ、「今期の査定評価を今日中にやってしまわないといけないから、10分付き合って」と言われる。(・д・)チッ

本当の理由を言ってないので、まあ10分くらいなら耐えられるか〜、タイミング悪いなほんと!と思いつつ、ハイハイ言いながら、上の空で今期のボーナスにつながる査定の話をひたすら受け流した十数分。。

あまり意味のない査定の時間を終えると、痛みをこらえてタクシーで病院へ向かう。

処置室に入り、排出の具合を診察してもらい、子宮収縮の薬をもらって自宅に帰ったのだった。

 

ひとつわかったこと。

妊娠したということは、初期には最小限の人にしか言うべきでない!(当たり前すぎ)

親しい同僚2人に話していたので、余計な気を使わせてしまった。そして一番は両親、そして義父に心配をかけてしまった。

 

ここからまた、いつもの日常が始まったのだった。

台湾の産後ケア ③日本の施設見学

2016年の夏、どの病院で産むかを決定する前に、産後ケア施設に見学に行った、私たち夫婦。

なぜなら、産後ケア施設に入るのか、入らないのか決まらないと、東京で産むのか、里帰り出産にするのか、決めることができなかったからなのです。

 

一つ目は千葉の船橋にある、こちらの施設。

mammycamp.jp

 

提供されているケアの内容としては、

1日5食つき(朝、昼、晩とおやつ、夜食)、

ハーブテント(いわゆるよもぎ蒸し)や足湯は毎日利用可能、ハーブティーも飲み放題、おっぱいケア、

基本母子同室ですが、大変なときは赤ちゃんを預かってもらえるベビールームがあり、

赤ちゃんを見てくれる、「産前産後管理士」さんが常にいてくれます。

 

また、旦那さんも(追加料金を払えば)同じ部屋に泊まることができます。

部屋着やタオル等、全て支給してもらえるほか、洗濯もお願い出来るという、至れり尽くせりぶりです。

 

百貨店のような商業施設の中の4階、という不思議な場所にあるこの施設。

経営は韓国系の医療法人のようです。だから、ハーブテントや、座浴ビデ(産後の会陰部ケア)などのケアが準備されているのだなぁと納得。

 

見学に行った際も、施設の入り口ではまずクリーンルームに入り、前方向から吹き付ける強風で(?)ホコリなどの汚れを落とします。そして手洗いを行い、マスクをして、やっと中に入ることができました。

 

まずはこの施設が紹介されたニュースの映像を見せてもらい、それから各施設をそれぞれ案内してくれたのですが、

お部屋もきれいでゆったり広く、まるでホテルのよう。

各部屋にシャワーとトイレがあり、会陰部ケアのための座浴ビデが取付けられていました。これは、韓国からの取り寄せとのこと。

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(画像:Mammy Camp Tokyoより)

 

値段も決して安くはなく、2週間の滞在で約50万!驚きの値段です。

 

 その他、宿泊料とは別料金になりますが、エステルームがあり、ボディトリートメントやヘッドスパ、ネイルなども受けることができるとのこと。

ここまで何でもそろっていれば、安心して過ごすことができるし、リフレッシュできるだろうなあ、と思いました。何より、きっと何か困っても一人で悩むのではなく、色んな人に聞いたり、話したり、助けてもらったり出来る環境である、ということが重要なのだと思います。

 

 

2つ目は、産褥入院のできる、中央区にある産科クリニックです。

聖路加産科クリニックでのお産 - お産 - 受診案内 - 聖路加国際病院

 

こちらは、自然分娩の考え方をできるだけ取り入れた、聖路加国際病院の隣にある系列の産科クリニック。

ほぼ助産士さんによる助産院ですが、聖路加から先生も1人来ているということで、助産院と病院の中間、のようなイメージです。

 

ショートステイ」というのがいわゆる産褥入院のことで、他の病院で産んだ場合も、このショートステイは利用出来ます。

助産師さんによる授乳ケア、母乳マッサージや育児支援、そして自然派の食事、それからオプションで母子のトリートメントなども受けられるとのことです。

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こちらも母子同室。(ただし洗濯は自宅でして持って来てもらう必要有り。これは普通の病院と一緒ですね。)

お部屋は洋室と和室があり、こじんまりしているものの、全体的にとっても清潔で、暖かい雰囲気に包まれていました。

費用は1泊29,000円なので、2週間にすると40万円強、といったところです。

ここでは、赤ちゃんを預かってもらうベビールームのようなところもサービスも無いので、基本的にずっと赤ちゃんとお母さんは一緒にいる、という考え方です。

 

 

そういう施設に見学をしに行った、と私の両親に伝えたときの最初の反応は・・・
何を考えているのか、そんなことに大金を使うなんて(あほらしい!)

贅沢すぎる、もっと他のことに使うべきだ・・・ だったら最初から実家に帰ってくれば良い!

 

という感じ。

まあ、でしょうねでしょうね、そうでしょうね・・・想像どおりです。

だって、私自身も最初見たとき目が飛び出てましたから。。。

 

日本では産後にお金を使う、という考え方は、ほぼ無いと思います。
里帰り出産をする場合は、実家の母親に手伝ってもらって1月くらい過ごすのが普通ですが、
最近は核家族化で、夫婦のみで産後を乗り切る人も多くなっています。
そして、35歳以上でのいわゆる高齢出産と言われる年代の出産も多くなっている今、
夫婦が高齢ならばその両親ももちろんその分年齢を重ねています。必ずしも元気に、大変な子育てを手伝ってもらえるのが当たり前、というわけではありません。

そんなとき、自分でなんとかしないといけない、という人も多くいるのではないでしょうか。
実際、私の友人や知人でも、自宅で一人で乗り切った、少しは旦那さんも手伝ってくれたが、基本的に家事は自分でやっていた、という人の話も多く聞きました。

 

日本では、物理的にもそうですが、それよりも心理的なハードルが高く、こういった産後のサービスを使いたい、と妻の側から言い出すことは、大変難しい気がします。

夫にそれを納得してもらうのは、ものすごい至難の技だし、なにを贅沢なことを言ってるんだ!と、だいたいは思われることでしょう。

 

費用的にも、産後の休息の必要性の説明にしても、もし私が試みてみようと思ったら、家族、特に男性である夫が充分納得できるように説得できる自信は、全くありません。。。

 

なので、産む場所がどこか、ということよりも、産後のことの方が大事、くらいな考え方のある台湾人の夫にただただ感謝、、、です。

まだどこにどれだけの期間滞在するか最終的に決めていませんが、また利用後にもレポートしたいなと思います。

 

私は2施設のみしか実際に見学はしていませんが、

こちらに全国の産後ケアを受けられる施設が一覧で載っています。

 

産後ケアセンターとは 一般社団法人 日本産後ケア協会

 

自治体によっては補助金が出るところも増えているとのこと。

私の住んでいる区はありませんが、

こういうサービスがどんどん増えていき、

安心して子どもを産み、育てられる環境がもっと整っていけば良いなと、思います。

 

台湾の産後ケア ②台湾では当たり前の座月子(ズォユエズ)

やっと(中途半端に)産休に入りました。
(正確に言うと、明日と明後日は出勤し、3日後から正式に産休入り。)
引き継ぎがなかなか終わらず、最後まで残業してしまう自分は、THE・日本人です。
そんなわけで、全く家に帰ってからPCに触る気力もなかったここ1ヶ月をなんとかやり過ごし、やっとPC開く余裕が出来ました。


産後ケアの話題が全然途中でしたね。。


台湾では、産後1か月を「座月子(ズォユエズ)」といい、
産後1か月は完全に身体を休め、料理、掃除、水仕事などの家事は一切せず、赤ちゃんにおっぱいをあげる以外はずっとベッドで休み、
漢方の食事をとり、養生するのが通常です。

かなり厳しく行う人は、シャワーも浴びてはいけないとか、PCやスマホ、テレビも目を疲れさせるから見てはいけない、涙を流してはいけない、冷たいものを飲んではいけない、、などの決まりもあるとのこと。
食べてはいけない種類のものも色々あると同時に、食べるべき食材も、色々とあります。

夫の妹(小姑)が日本に遊びに来た際に、座月子の本を買って来てくれました。
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日本で産後ケアの本って少ないので、この情報は貴重!
でもいきなり内容が高度で、さらに中国語なのでハードルが高い!ですが、途中まで頑張って読み進めました。なかなか面白いです。
日本語でこういう本があれば良いのに!!


妊娠して子どもを育むことの出来るからだを作る、という意味では、
子どもが欲しいと思ったそのときから、身体作りの準備を始めましょう、と
1つの本の著者の郭月英さんは言ってますね。

1、妊活中は、「拝毒」を心がけて、太らないようにし、「有毒物質」(身体にとって良くないもの)はとらないようにする。
2、妊娠中(1〜40週)は、「養胎」で子どもを養うための身体作り。
3、月子(産後1か月の41〜44週)は、体質調整のため良く休み、気力と体力の回復につとめる。
4、産後(45〜52週)は、「瘦身」で妊娠前の体型に戻す。

というのが基本の考え方の様子。
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産後1か月のケア「座月子」も、この考え方の一部分なのですね。

本には、それぞれの時期に取り入れるべき色々な食材、料理、レシピなどが詳しく載っています。
母乳を出すのに良い料理、などもたくさん。
産後は台湾では、例えば、鶏肉を麻油というゴマ油で炒めた後、台湾の米酒で煮詰めた「麻油鶏」というスープを必ず飲むそうです。
これは、以前家で作った(作ってもらった?)ことがありますが、味がしみていて美味しかった記憶が。


そういえば、ビビアン・スーが昨年子どもを産んだ後、この座月子を行った、しかもかなり厳しくて伝統的な方法でやった、というのを前にブログかなにかで見ました。
ベッドから動かず、洗髪も一切しないで頑張り、辛かったと。。

※(追記)ビビアン・スーの場合は月子期間ではなかったとの連絡いただきました。上記↑不確か情報です。すみません!



そうして、その後、産後ケアが受けられる施設も2カ所見学に行ったのですが、その話はまた次回に。

台湾の産後ケア ①夫からの爆弾編

妊娠が分かり、なんとか落ち着いてきてそろそろ産む病院を決めようか、という3ヶ月頃のこと。

台湾人の夫から「台湾の産後ケアの施設に入ればいい」と言われました。
「すごくいいから、これ見てみて」と、とある施設のウェブサイトを見せてくれましたが、その施設は、当然のごとく台湾にある施設です。

私「えっ?いつ入るの?」
夫「産後すぐだよ」
私「産後すぐに台湾に行くの?」
夫「そうだね」
私「確実に無理でしょ!産後すぐに飛行機乗れないでしょ」
夫「じゃあ台湾で産めば」
私「はっ?台湾で産むの?!」(頭混乱)
夫「とにかく、産後院には絶対に入らなきゃだめだから。すごくいいから、漢方とかで全部身体をケアしてくれるから、見て!これ見て!」

こんな感じの、台北付近にある産後ケアセンターのウェブサイトを見せてくれたのでした。
maan95.com


高級なホテルのような立派なロビーとお部屋、お庭やスパなどもあり、お母さんのためのケアと、赤ちゃんのためのケアを提供している様子。
上記サイトを見て頂くと、「服務項目」の欄がサービスメニュー、の意味ですが、
そこには、「医療ケア」「健康療法」「食事療法」「中医療法」(漢方医療)「SPAケア」「エクササイズケア」などのメニューがあります。
話によると、施設によりますが高いところでは1ヶ月100万円ほどもするとのこと。しかし値段にも関わらずすごく人気なので、予約を取るのがとても難しくすぐに埋まってしまうとのこと。


いきなり台湾で産む話まで浮上し、何度も行っている身近な台湾とはいえ、初めての出産で全てのことが分からない中、さらに言葉も習慣も慣れない場所に行くことに、まずは思考回路ストップしました。
私は自分のことを、これまで、新しいものや刺激にも好奇心がある方で、多少のことも受け入れる人間だと思っていたのですが、
こういうときまずは最初の防御反応で、人間、完全拒否モードになることを発見しました。
ものすごい保守派なおカタイ自分を自覚しました。

「無理!慣れたところがいい!私の両親が近くにいるとか、実家か少なくとも東京がいい!!しかもそんな高いのは意味が分からない!」

産後院のウェブサイトもろくに見ず、無理だ無理だとしばらくごねていたのでした。



その後も、夫から何かと産後ケアの話があり、
台湾では1ヶ月は必ず産後のケアを受けること、
みんな台湾の女性は出産後に最低1ヶ月は産後ケアセンターに入ること(あとから全員が産後院に入るわけではなく、自宅で母親や義母からケアを受ける人も多いと知りましたが)、
このケアを受けないと、その後の体調が全く変わってくること、
むしろ受けるとそれまでの体質が改善されること、、、
などを説明され、だんだんウェブサイトなどで情報を調べるようになったのでした。


もしかして、日本でもそういう施設があるのではないか?と思い立ち、まずはネットで調べてみた結果、
多くはないものの、助産院などのいくつかの施設で、産褥入院、産後ケアを受けられることが分かりました。

そのことを夫に伝えたところ、
台湾の施設では漢方調理で体質改善、というのが主眼であることに比べ、日本の施設では見た限り、そういった考え方がないのが多少不満のようでしたが、
「まあ、これでもいいんじゃない」という話になり、まずは見学に行ってみよう、という話になったのでした。



次回、②につづく。。

これがワーママの最初の鬼門なのか?!

直近の話題です。

 

これなんですね、今まで聞いてはいたけど、、っていう。

働くママさんが最初にぶつかるっていうのは。。

 

産休、育休、そしてその休職中の引き継ぎ態勢について現在会社と相談中ですが、先日、上司(女性)から言われました。

「(保育園に入れるのが4月のタイミングしか難しそうってことなら、)復職が2017年の4月なのか、2018年の4月なのか、9月中に決めて。決断を早めてもらわないと困る。」

「長く休むなら代わりの正社員を採用する方向で動くから。」(一応、表向きには2人体制にするから、と言われましたが。)

 

ほーほーーー、そうですかそうですか。。そういう感じですかー。

 

2017年の4月というのは、生後3〜4ヶ月で保育所に預けることを意味し、2018年の4月は、1歳3〜4ヶ月ということになるかと思います。

生後3〜4ヶ月で預けるということが可能なのかどうかは、今の私には全く想像ができず、両親は遠方、夫も出張が多い、という状況で、一人でできることなのか、未知数です。

だからといって、2018年4月も、1歳児の保育所入園が激戦だという私の在住区、入れるという保証もありません。

 

前から色々話はしていたので、会社側の事情も分かってはいました。私の仕事内容で、正社員以外の待遇で代わりの人を見つけるのはなかなか難しいということも、想像できます。

 

でも、「長く休む人には、ポジションはなくなるよ」と脅されているかのような、短期間で戻ってこないのならば、もし1年も育休をとって戻って来たとき、結局今のポジションには戻れないということを暗に意味しているような気がしてしまうのは、考え過ぎなのでしょうか。。

 

そしてさらに、上司から言われた言葉に、軽く衝撃を受けました。

「マキコさんは良いわよね、○○とか、△△とかの実績があったから、会社もそのポジションをあけておこうというふうに思ってくれているから。」

あれっ、他人ごと??

○○と△△というのは、この半年以内にあった、わりと大きめのイベントのことで、上司(入社半年)が入社した以降にたまたまあった、ハイライト的な仕事のこと。

これって、たまたま派手目のイベントがこの半年以内にいくつか続けてあったけれど、もしそういう会社アピールが無かった人には、ポジションをあけておかない、ということ?

かつ、私、現在の会社に入社してもう5年経ち、これまで、結構頑張って会社に貢献して来たつもりなんですが、そういうのは一切、(その上司が入社前で見てないから)考慮されないのか、と。

そうかそうか、しょうがないよなあ〜 しょうがない、事情も分かるし、私一人のために周りに大きな負担を強いるわけにも行かないし、、人ごとだろうし、、、うーん、しょうがないのか、、そうなのか??本当にしょうがないことなの??これって?!

 

世の中の女性が、妊娠を機に、会社を辞めてしまう、という状況を、耳で聞いてはいましたが、(まだ私の状況はそこまで深刻ではないとしても、)それでも、やめるという決断を下す人の気持ちが、初めてリアルに理解出来る気がしました。

そして、辛いことをたくさん乗り越えながら頑張って仕事で地位を築いてきた女性が、そのポジションを守るために、子どもを持つ決断が下せない、という気持ちも。

 

これから始まる子育てという未知のこと、これまでやってきた仕事を無くすかもしれないという不安、でもやはり一番大事なのは子ども、だから、仕事はしょうがない、というあきらめにも似た気持ち、、、そういった思いが最近はぐるぐる回っています。

 

 

今のところは、とにかく色々な人や役所やネットでもなんでもたくさん情報を集めて、自分の使えるリソースが何なのか、そして限界がどこなのかを客観的に理解することに努めよう、そしてその結果決めたことで何か大きな変化が必要ならば、その変化を楽しむようにしよう、とだけ、思っています。

 

なるように、なるさ、、、

 

世の中のママさん、みんなどうされてるのかなあ。

今は、色んな人の話を聞きたくてたまりません。

 

 

 

 

 

なんでセクシャルヘルス?のきっかけ

始めに、なぜWomen's Sexual Healthがテーマなのか、そのきっかけについて書いておこうと思います。

 

女性のからだの仕組み、月経、男女の性、セクシュアルライフ、食のこと、、、について、好奇心から探求を始めたのは、今から6〜7年ほど前のこと。

趣味で探求していたら、いつの間にか仕事も近からず遠からずの婦人科系診断用医療機器メーカーに就職し、さらに仕事では不十分で、もっと一人一人の女性の生活に寄り添い、悩みに役立てるように何かしたい、という思いから、昨年からはラブライフカウンセリング、カップルマッサージを学んでいます。

 

6〜7年前の興味のきっかけは、元はと言えば私自身が婦人科に通い始めたこと。

当時自治体から届いた「子宮頸がん検診無料クーポン」がなかったら、行っていなかったかもしれない、このクーポン、その当時、20歳、25歳、30歳、35歳、40歳を迎えた女性に国から配布されたもので(※)、無料だし行ってみようか、と軽い気持ちで検診を受けに近所の婦人科に行ったのでした。

(※平成21年度〜25年度までの5年の間に配布。現在は各自治体によりクーポンの配布有無は様々のようです。)

 

その頃の私の状況と言えば、仕事で悩み、自分にも自信が持てず、この先どうしていくのか未来が見えず行き詰まっていたうえに、プライベートでも付き合っていた彼(現・夫)との関係が不安定で、喧嘩ばかりの毎日。自分の感情もなかなかコントロール出来ず、怒ったり泣いたり、浮き沈みが激しく、安定とはほど遠い毎日でした。

 

子宮頸がん検診の結果は思いもかけず再検査。

その再検査のために婦人科に通っている際に、日々の不調(不安定さ、毎月の浮き沈みが激しいことや、身近な人に対して当たってしまうこと、それによって毎日の生活や人間関係、仕事にも支障が出ていることなど)を医師に相談したところ、PMS月経前症候群)という症状があることを教えてくれたのでした。

 

PMS月経前症候群)とは、月経(生理)の3〜10日位前から起こる気持ちやからだの不調のことで、月経が来ると症状が弱まり、やがて消えていきます。

PMSの不快な症状は200種類以上もあると言われており、中でも多いのは、イライラする・怒りっぽくなる、肌あれ、にきび、のぼせ、下腹部がはる感じがする、下腹部に痛みを感じる、腰が痛い、頭が痛い・重くだるい、乳房が痛い、落ち着かない、憂鬱な気分になる…などで、人によっても、その月によっても大きく違いがあるとのこと。

多くの女性が月経(生理)の前になんらかのPMSの症状を抱えていると言われていますが、知らずに悩んでいる人もたくさんいるようです。

原因は、排卵から月経までの期間に分泌される女性ホルモン「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の急激な変動が関わっていると考えられていますが、女性ホルモンの低下だけが原因ではなく、ストレス等多くの要因からも影響を受け、起こると考えられています。

 

私は、治療として排卵を抑えるピルと、漢方薬を処方してもらいました。でも薬と同様に、もしかしたらそれ以上に一番自分にとって影響の大きかった効果は、毎月のリズムに沿って、自分の心身の状態を客観的にとらえようと努力し始めたことでした。

自分のリズムを知って、調子のいいときは良いなりに前のめりで楽しんで、ヤバいな、と思ったら無理をしないように気をつけたり、気分の良くなることをしたり、好きなものを食べて気分転換したり。それから、「今、私ヤバい時期だから!」と周りの人に先に警告しておくこと。

 

それまで一番辛かったのは、イライラや感情の浮き沈みの激しさ・爆発が、「私個人のどうしようもない性格、性質」と捉えられ、性格を直すべき、と身近な人(まあ、彼なんですけど。)から言われていたことでした。

そのことで、私の性格が悪いんだ、、と自分自身を責め、でもどうして良いか分からずまた悩み、、の悪循環になっていたところから、(そういう部分があるのは決して否めませんがね・・・)もっと客観的に、月経のリズムや、女性ホルモン、という点から改善できるかもしれない、と思えたのは、私にとってかなり大きな救いでした。

 

ちなみに子宮頸がんに関しては、数度検査を受けて経過を見るうちに、陰性の結果となり、問題無しでした。

 

 

その後、数年が経ち、転職や結婚も経て、ラブライフカウンセリングのコースまで修了したのが昨年。

 

近い未来、ラブライフ、セクシュアルヘルスのアドバイザーとして、なかなか普段口に出して話し合うことのないセクシャルヘルスのこと、セクシュアルライフや性に悩む人に役立つ情報を世に広める活動をしたい、というのが今の私の密かな夢なのです。

 

 

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記録のためブログ開始

このブログは、ずっと書きたいと思いながら溜めにためていた、以下のテーマについて書くために、始めました。

 

● 女性の性に関する知識、ラブライフに関する情報

● 妊娠について

● 流産、不育症について

● 台湾人の夫との国際結婚について

● 台湾式健康、養生法

 

ここ数年で、女性のセクシャルヘルスに関して色々な知識を得たり、私自身も色々な体験を経て、そして現在は自分の身体がまさに日々変わっていく最中の、妊娠7ヶ月。

こういった知識や経験はきっと他の誰かにも役立つことがあるはず!とシェアしたいなと思ったのと同時に、

記録しておかないと、ぜんぶ湯水のごとく私の右耳から左耳に流されて無駄になってしまうのがもったいなさすぎるため、ブログにします。

仕事から帰ってからは自宅でPCを開く習慣がここ数年なかった私がちゃんと書くことができるのか心配ですが、

のんびり続けていきたいと思います。