Women's Sexual Healthについて書くブログ

昼間は医療機器メーカーの会社員が女性のセクシャルヘルスとラブライフ、台湾・日本国際結婚と妊娠・出産について書きます

【妊娠出産記⑤】染色体検査、そして不育症外来へ(&最近の雑感)

あっという間に、先日、娘も6ヶ月を迎えました。

妊娠出産記、全然アウトプットできてません!

 

最近実感するのは、

産後、難しいことを考えられないし、本を読むとか、複雑な文章書くとか、全く出来ない。計算や思考をする方の頭が、確実に悪くなっている。。

どうやら聞いたところによると、生まれたてほやほやの赤ちゃんを「生かす」という生命の根幹のところに母として全神経集中している分、複雑な思考とか、論理的考察とかする機能が抑えられて、そっちに持ってかれちゃってる、ということらしいです。

 

※脳は生命を司る脳幹、感情を司る大脳辺縁系、知性・理性を司る大脳新皮質で成っているが、産後は脳幹(生命)と辺縁系(感情)が優位になる分、大脳新皮質(知性・理性)の働きが抑えられる。

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だったら、難しいこと考えられないのも納得!!と自分を正当化してみる。。

 

それに、何か集中してやろうとすると、途中で「うわ〜〜ん!」と泣き声で中断。ひとしきりあやして、さっきまでやってた作業に戻ろうとしたらもう深夜、明日も早朝に起きるのに、これ以上は無理か、、とあきらめる。もしくは、寝かしつけ中に自分も寝ちゃうこと多々あり。

一つのことに集中して取り組む、っていうのが難しいから、どうしても細切れで時間使えるスマホとかになってしまう。

 

育児以外、一切たいしたことができないまま毎日が過ぎていく。。。

 

産後すぐに働いたり育休中に勉強したり資格取ったりする人を、本当に尊敬します。

今の私には出来そうにないで〜す Ψ(´д`)Ψ 

・・・ってばかりも言ってられませんが。。

 

 

さて、2016年1月、2月に時間を戻します。

 

手術(子宮内容除去術)ののち、しばらく経ってから受診した際、染色体検査の結果が出ていました。結果、染色体異常は見られなかった、とのこと。

また、女児だった、ということも分かりました。

染色体異常で流産したのでなければ、他の原因があるのか、それはもはや調べようが無く分かりません。

なにかもやもやしたものが残ります。

 

流産が2度続いたわけですが、私の見てもらっていた病院でも「3度続かなければ特にうちの病院では検査をしてないんです」と言われました。

流産は、2度続くと反復流産、3度続くと習慣流産という呼び方になり、習慣流産は「病気」として検査・治療が必要と言われています。

 

ただ、ネットで調べてみたところ「2度の反復流産の場合も不育症の検査を受けておくことで、(原因探索の結果、何らかの原因がある場合は対策が取れる、という意味で)次の無事な出産の確率は高くなる」と書いてありました。

 

2回は実は良くあることなんですよ、とも言われましたが、とはいえ、当事者にとっては「よくあること」で済ませることはなかなか心情的に難しいというのが本音。

よって、やるべきことは全部やっておこうという思いから、不育症の臨床研究(下記サイト参照)にも参加している研究班の先生がいる、K大学病院の不育症外来を訪れました。

 

不育症について詳しいHPはこち

不育症サイト

http://fuiku.jp/

 

※私が調べていた2016年初旬には、まだこのサイトはオープンしていませんでした。

最近(昨年)出来たんですね。とても分かりやすくまとめられていて、流産について色々と医学的な情報を知りたいとき、とても有用だと思います。私のときもあったら良かったのに!

 

 

  

不育症外来の初めて訪れた際、これからどのような検査を受けるのか、説明を受けました。

ひとしきり説明を受けた後、

「色々と検査をしても、流産の原因が分かる場合もあれば、分からない場合も多々(半分くらいは分からない)あります。それを了承の上検査をされますか?」

と聞かれました。

迷わずYESと回答。

分からなかったらしょうがない、前に進むためには自分たちが納得しておきたい、という理由でこの外来に来たのです。

 

実際の検査の内容としては、

月経周期によらず受ける検査として、

・血液検査(2回)

月経周期に応じて受ける検査として、

・不育症内分泌血液検査

・子宮卵管造影検査

・子宮鏡検査

黄体期血液検査

などがあり、

そのほか、染色体検査も希望があれば受けることができます。

 

 私の場合は、 以前通っていたクリニックで既に受けていた検査もあるため、その検査結果を流用できるものは今回新たに受けることはせず、まだ受けていないもののみ受けることに。

 

 こうして2ヶ月ほどにわたって何度か通院し、全ての検査結果が出そろった後に、最初に説明を受けたM先生の外来を、再度受診しました。

 

全検査結果を確認したところ、大きな異常は見られないが、あえて言うならば"血液凝固”に関する値が、ほんの少しだけ正常値からはみ出ている、とのこと。

だからといって異常というほどでもなく、これが流産の原因かというと、それは分からない。でももし希望するのであれば、次回妊娠した際は、血液が固まりづらくなる「バイアスピリン」を飲むと良い、ということを勧められました。

薬は自費になるとのことでしたが、全然問題ないくらい安かった(数百円)ので、少しでも流産のリスクが減るのであれば飲みます!と即回答。

  

 次の妊娠に備えて薬だけ先にもらって帰って来たのでした。

 

 

 ※実は、染色体検査よりもっと詳しい最新の遺伝子検査も行ったのですが、それについては難しいし書ききれないので、今回は省略。(染色体検査では拾いきれない異常が分かったり、父、母どちら由来か、というところまで分かるとのこと。とりあえず結果は異常なし。)

 

 

 

不育症、という言葉は不妊症に比べてそれほど浸透しているわけではないと思いますが、高齢出産が増えている現在、決して珍しいではなくなっていると思います。

私以外、身近にも、何度も妊娠と流産を繰り返してしまい、理由が分からず大変な思いをしている友人がいます。精神的にもダメージが大きく、身体的にも負担がかかるため、原因を知り、避けることができるのであればどれだけ救いになるだろう、と思います。

 

私の場合は、血液の凝固因子異常(第Ⅶ因子欠乏症)という可能性が浮上しましたが、それ以外にも、子宮の形態異常、甲状腺異常、両親のどちらかの染色体異常、抗リン脂質抗体症候群プロテインS欠乏症、など、原因としては様々な要因が考えられるそうです。

ただ、検査をしても明らかな異常が分からない人は63.3%だそうです。

リスク因子(原因)がはっきりすれば治療をすれば良いし、原因が分からなかった(原因不明で偶発的な流産を何度も繰り返した場合)は、何もしなくても次回の妊娠で成功する可能性は高い、とも書かれています。(サイトFuiku-Laboより)

 

 知ることで、もやもやしたやり場のない気持ちが晴れ、前向きに次へ向かって進むことができることはあると思います。

少しでも必要な人へ、必要な情報が、届きますように。

 

 

 

 

 

【妊娠出産記④】学んだこと

かなり印象に残っている、というか、私にとってものすごく学びになったことがあった。身近な友人の妊娠のニュースを聞いたときのことだった。

 

最初、私自身の妊娠が分かったのとほぼ同じ時期に、友人が妊娠したことを聞いた。「同じくらいだから同級生になるし、色んなことを相談し合えるなー、心強いし嬉しい!」と思った。

すぐに「私も妊娠したんだよ!」と知らせたかったが、前回の(1度目の)流産のこともあり、がっかりさせないためにも、そして心から喜んでもらえるように、「今回は安定期になるまで親にも周りの人にも言うのをやめよう」と夫婦で決めていたので、私のことは黙っていた。

 

それからしばらく経ち、私の2度目の稽留流産が分かってから数週間後。

とある食事会が開催され、身近な親しい友人がたくさん集まっていた。私はちょうどその日は参加できず、夫だけが参加していたのだが、その場で友人から「妊娠したよ、○月頃に産まれる予定だよ」と皆に報告があり、さらに別のもう一人の友人からも妊娠のニュースがあった。ダブルの嬉しいニュースに、「同級生になるね!おめでとう!」とみんなで祝福していたんだよ、と後に夫から聞いた。

そうなんだ、○ちゃんも、●ちゃんも、、おめでとう!という気持ちと同時に、そこに私もいたはずなのにな、どうして私はだめだったのかな、彼らと私は何が違ったのかな、と色々な思いが溢れてきて、その話を聞いたとき外で夫と食事をしていたのだが、店の中で一目もはばからず涙が止まらなくなってしまった。

妬ましいとか、そういうネガティブな気持ちは一切なくて、本当に心からおめでとう、と思っているのだけど、その分、自分自身に対して、悲しくなってしまったのだ。私も一緒に喜びを分かち合いたかった、と。それが出来ない今の自分が、とにかく悲しかった。

居酒屋のおしぼりで涙を拭き、注文を取りに来る店員さんに怪訝な顔を(見て見ぬ振りを)されながら食事を終え、帰り道はまた泣きながらふらふら帰った。ふぇーーん、と子どものように泣く私と手を繋ぎ、困りながら黙って夜道を歩く夫、の図。。

 

 

この経験から、今さら身にしみて分かったのは、1つの素敵な幸せがあるその周辺には、悲しい人も、そっと目立たないようにして存在している、ということ。

 

お披露目されるのは、幸せだけ。誰でも幸せは知らせたい。そして、幸せは、目立つ。おめでとうが当然で、おめでとうじゃないことはなかなか表に出てこない。

そっと静かに、だけど確かに、表には出てこない、語られていない事実は存在している。悲しいことや、大変だったことが数多くある中に、ポッと小さく、幸せの花は咲いている。だからこそその花が、鮮やかに輝いて見えるのだと思う。

 

子どもを授かるのは当たり前のことではない。

子どもがいる家庭はごく普通にあり、結婚したらまるで当たり前にその幸せが訪れるように思われているけれど、実はそうじゃない。

子どもが欲しい、と思って子どもが産まれて来る、、、そんな単純で簡単なことではなく、それってやっぱり奇跡なのだなと思う。

 

 

私は、そういうことを身をもって知ることができて、良かったと思う。

 

人の幸せを心から祝福できて、そして、悲しい、辛い思いをしている人の気持ちも理解しようとすることのできる人間になりたい、と身にしみて思った。

 

 

あまりに個人的なことなので、このことは書くのに勇気が必要だったけれど、何らかの形で残しておきたいとずっと思っていたことだった。

確かに、子どもが産まれた今だからようやく書けたのかもしれない。いつか、何らかのかたちで書こうとはその頃から思っていたけれど、真っ只中にいる時は、人に言うこと、ましてや数多くの人に知られるようなことをする、その1歩を踏み出す勇気はなかなか出せなかった。

 

だからこそ、もっともっと大変な病気のことであったり、辛い経験を公表されている有名人の方、例えば乳がんの闘病生活を公表された小林麻央さんや北斗晶さんなど、どれだけの決意と覚悟が必要だっただろうかと想像もつきません。本当にすごいことだと思う。

日本中に情報が拡散されて、良い意味でも、悪い意味でも、影響力を持っていて、、、自分の知らないところで自分のこと、しかも決して喜ばしくない情報が色んな人に語られることって、すごく恐ろしいと感じるはず。でもそこを越えた大きな決断から、最近では小林麻央さんの言葉に、私も含めてきっと日本中たくさんの人が勇気をもらっているのではないでしょうか。

 

私自身のことはそれほど大きな出来事ではないとはいえ、もし万が一同じ状況にある人がいたら、ほんの少しでも役に立つことがあればと思い、ここに書くことにしました。

 

読んで頂き、ありがとうございました。

 

 

と終わりそうな雰囲気をかもしつつも、まだまだこの先の話、ダラダラ続きます〜。

 

 

 

 

【妊娠出産記③】心拍確認から稽留流産の確定診断まで

この話、どうしたって重めのトーンになってしまうのですが、明るく話すのも難しいので、もう少しだけお付き合いくださいませ!

 

 

2度目の妊娠の確定診断から1週間後の10月19日頃からは、つわりらしきものも始まった。だるさと気持ち悪さがあり、さらに一日中眠い。

 

ちょうどこのとき、勤務する会社では大リストラがあり社内は揺れに揺れていた。しかしそんな大変な中でも、私の方は、2週間後の10月27日の診察で心拍を確認することができた。

病院で、ちっちゃなピクピクっと動く赤ちゃんの心拍を見て私が「良かった・・・!!」と安心し、喜んでいたその同じ日に、入社して1年も経っていない3人の子どもがいる30代の営業社員や、若い新婚の同僚などがクビを言い渡されていた。人生の光と陰が。

 

 

ちなみに、この心拍が確認できた日も、私は風邪で体調が悪かった。

身体がだるく、熱があるような感じのまま会社に電車で向かい、降りるはずだった駅も寝過ごした。

今思えば休めば良かったのに、何でそんなに私は会社に行きたかったのだろうか。忙しかったりアポがあったり会議があったりしたのだが、今思えば大した用事でもない。

 

 

次の診察は出産を希望する病院で、ということで、また紹介状をもらい、前回と同じ総合病院を2週間後に予約した。

 

どうか、今度は無事に育ってくれますように、と祈る日々。

 

 前回の心拍確認から2週間後の11月9日、会社を休んで総合病院へ診察に向かった。気分も穏やかで、悪いことは何も考えていなかった。

今回は新しい女の先生の部屋に通され、まず見てみましょうか、ということで診察。

超音波で見たところ、心拍が見えないという。

「角度により見えづらいということもあるから、来週もう一度来てください」と言われる。希望は捨てたくないけれど、あまり良い話では無いようだ。冷静に先生の話を聞いてはいたけれど、やはり落ち込む。順調だと思っていたし、2週間前には動いているのがかっきり見えたから。まさか止まることなんてあるの??と。

帰り道、「でも大丈夫、きっとがんばってくれる。」という希望と、「やっぱり私の想いが足りなくて、まだ私のもとには来てくれないんじゃないか、まだ色んな面で未熟だから、母親として失格だからじゃないか?」と自分を追い込む系のことを繰り返し、悶々と考えてしまう。

この診察の日の朝は、ふっと急につわりがなくなった気がして、ふつうに食事を食べられた。また翌日も、なんだか身体の調子がふつうに戻って来ているような感覚があった。

先週の身体のだるく重い感じとは、何かが違う。そのことも、生きようとするお腹の中からのサインが消えたことを表している気がして、一層不安に拍車をかけた。

 

実はちょうどこの週末(15日)に、ある資格試験の2次試験があったのだが、勉強も全く手つかずで受ける状態ではなく、その日の朝も起き上がる気力が無く、無断で欠席。受験料2万円は無駄に飛んで行った〜。

 

 翌日の通院で結果が分かるかと思うと怖くていたたまれない。お願いします、生きていてくれますように、と祈る。

 

11月16日、再度通院し、稽留流産の確定診断となる。

 

11月末頃。日が経つにつれ、すっかりつわりも胸の張りもなくなって、おなかに生きていたあの感覚、実感は一切なくなった。

 

11月30日、通院。診察してもらったが、赤ちゃんの成分は前回よりさらに小さくなっていて、次回はとけてしまうかもしれない、とのこと。

 

今回は、自然流産ではなく、手術をすることを決める。

クリスマス前に以前から予約していた沖縄旅行があり、ちょうど旅行と出血が重なると大変だということと、もう一つ、「染色体検査」をするためには手術をして、胎児の成分を清潔な状態で採取する必要があることが理由だった。

 

流産の原因で最も頻度の高いものは、母体側の理由ではなく、赤ちゃん(胎児)の染色体異常で約80%に存在する。一般に流産は妊娠の約15%に起こり、流産の80%は赤ちゃんの染色体異常を合併しており、自然淘汰ととらえることができるそうだ。*

*不育症研究について/不育症研究-不育症治療に関する再評価と新たなる治療法の開発に関する研究-

赤ちゃん側の染色体異常があったのか無かったのか、調べることができるのであれば検査しておきたかった。

ただし検査しても染色体異常がない場合もあり、検査を受けたからといって流産の原因が確実に分かるわけでは無いが、それでも何らかの情報を得られるのであればやれることはやっておこう、ということで染色体検査を受けることを決め、手術の日を12月9日に予約した。

 

 

 

 

 

【妊娠出産記②】2度目の妊娠

前回の妊娠、流産の後は、台湾での2度目の結婚式、新婚旅行、新居への引越し、仕事、語学や資格の勉強、、、と慌ただしい日々を過ごし、あっという間に2015年も中旬を迎えようとしていた。

 

夏を過ぎた頃に、一度自分の身体のチェックも兼ねて検査を受けておいた方がよいだろうと思い立ち、不妊治療専門のクリニックを訪ねた。

 

通常、不妊原因を調べるために行う検査の中から、必要と思われる検査を数度の通院で行った。

*以下、検査の説明はクリニックよりもらった資料より転記

 

(1度目の通院)

【ホルモン検査】

  • プロゲステロン(P4、黄体ホルモン)
    プロゲステロンは卵胞から卵子が排出されたあと形成される黄体から分泌されるホルモン。エストラジオールとともに受精卵の子宮内膜への着床を助けるはたらきがある。受精卵が内膜に着床する時期(排卵後7日目頃)に十分分泌されているか測定する。
  • プロラクチン(PRL、乳汁分泌ホルモン)
    プロラクチンは脳下垂体から分泌され、乳汁分泌を制御するホルモン。授乳中でない女性でもこのホルモン値が高くなることがあり、排卵や妊娠の妨げになることがあるので、正常範囲に保たれているか測定する。
  • AMH(抗ミュラー管ホルモン)
    AMHは卵巣の前胞状卵胞という発育前の卵胞から分泌されるホルモン。卵巣予備能(FSHに反応して排卵する待機状態にある卵子の数の多寡)を推測するために測る。加齢により低下するため、エイジングの指標にもなる。AMHは月経周期のいつでも測定できるが、ピルの内服中、出産直後、授乳中は正しく評価出来ない。 

 

(2度目の通院)

【ホルモン検査】

  • エストラジオール(E2、卵胞ホルモン)
    エストラジオールは卵巣(卵胞)から分泌され、全身にはたらくホルモンだが、子宮では内膜の厚みを増す、子宮頸管粘液を増やすなどのはたらきがある。FSHとLHを計測するときはエストラジオールを同時に測る。また排卵前や排卵後に卵胞や黄体の機能を推測するために測ることもある。
  • FSH(卵胞刺激ホルモン)、LH(黄体形成ホルモン)
    FSHとLHは脳下垂体から分泌され、卵巣における卵胞発育(FSH)や排卵LH)を制御しているホルモン。FSHとLHを月経周期の初めに測ることにより、卵巣(排卵)機能や卵子のエイジングを推測することができる。

クラミジア検査】

 クラミジア性感染症(STD)の一種だが、感染すると卵管閉塞、狭窄をもたらすことがある。現在の感染の有無は抗原検査(頸管粘液検査)で調べるが、過去に感染したことがあるかどうかは抗体検査(血液検査)で調べる。

 

(3度目の通院)

【子宮卵管造影検査】

子宮卵管造影検査は精子卵子の通り道として卵管が閉塞、狭窄(つまってしまたり狭くなったり)していないか、子宮の内腔の形に異常がないかを調べる検査。X線造影剤を用いて検査するため月経周期の7-9日目に行う。検査後、レントゲン撮影した画像を見ながら結果を説明する。造影検査の翌日も後撮影を行う。

 

(4度目の通院)

子宮卵管造影検査の翌日の後撮影

 

以上。

 

検査の負担としては、基本的には血液検査や子宮の粘液を取る検査であまり負担はかからなかったのだが、一つ負担だったのは「子宮卵管造影検査」。造影剤を子宮に注入してレントゲンを撮る、というもので、感じたことの無い違和感とお腹の奥の方の痛みに奇妙な声を上げてしまった。

 

 

ここまでの検査の結果、ほぼどれも問題なかったのだが、1点要注意との話があったのは、「AMH値」。

これは「卵巣予備能」、つまり、「排卵を待っている状態の卵子」がどれくらい残っているか、を推測する値。そしてこの値は加齢により低下していく。

でも私はこれが1.07と低く、クリニックで渡された「年齢別平均AMH」のグラフで見ると、43〜44歳の平均値と同じくらいだった(!!)

「1年くらいタイミング法をやって様子をみて、だめだったら次にステップアップしましょう」というグループと、「1年の間に妊娠出来るよう積極的な治療をしていきましょう」というグループがあるとすれば、後者です。と言われる。

受け止め方が難しいが、やはりショックではあった。

色々とこのAMHについて調べたところ、確かに残りの卵子の多さを示しているのではあるが、この値を「妊娠のしやすさ、しにくさ」と直で結びつけることには、疑問もあるようだった。

要は、値が低いからといって妊娠しづらい、ということかというとそうとも言い切れず、値が高いから妊娠しやすい、とも言えないということのようだった。

(ではどう考えればいいのーー??)

 

・・・ということで、私はあくまで参考値として「私にはあまり時間が残されているわけではないんだな。ちょい急ぎ気味でがんばろー!」という感じで考えることとした。

 

このレディースクリニックに検査のため通うこと5回目。

今度は生理周期に合わせて行う検査の予定があり、次の生理のタイミングで次回検査予約を取っていたのだが、その前の10月10日になんと自然妊娠が判明。10月13日、クリニックで妊娠の確定診断となった。

 

 

一方、折しもこの確定診断が出た日は、会社でも大変なことがあり、大揺れに揺れたXデーだった。

(グローバルの会社全体での大きなリストラがあり、日本も少なくはない人数の社員に、直接リストラ通告が出された。私自身には何か起こったわけではないが、ショッキングな出来事ではあった。)

 

この記念すべき1日は、会社では多くの人が首を切られ、プライベートでは新しい命を授かる、という相反する出来事が起きた日、だった。

 

 

【妊娠出産記①】1度目の妊娠

昨年11月末に出産した娘が先日、3ヶ月を迎えました。

ずいぶん時間が経ったような気もするし、あっという間だったような気もします。

3ヶ月からはずいぶん楽になるよ!と先輩ママから聞いて心待ちにしていた3ヶ月。

その通り、3時間ごとの授乳の日々から、2ヶ月の終わり頃からは次第に夜中はまとまって寝るようになり、夜は自分の時間が取れるようになって来ました(涙)

 

まずは妊娠出産の記録として、2年半前のことから書き始めたいと思います。

 

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期せずして1度目の妊娠が分かったのは、結婚式が終わってふっと一息ついた1週間ほどあとの2014年9月末だった。

年齢もその当時35歳、子どもは早く欲しいと思っていましたが、こんなにすぐ叶っちゃっていいの?とまずは驚いた。

クリニックの初診で「おめでとうございます」と言われた時も、自分のことでないような不思議な感じ。

診察の帰り道に電話で夫と両親に報告したところ、とても喜んでくれ、いまお腹の中にいるのかあ〜、と不思議な、ふわふわした気持ちでそれからの日々を過ごした。

2度目の診察で、先生から「まだ心拍は見えていないけれど、次回の診察では見える頃だから」と、次は出産を希望する病院へ行くよう促され、紹介状を渡された。そして出産予定の病院に、電話で1週間後の初診予約を取ったのだった。

 

そしてそれから1週間後、仕事は半休を取って向かった総合病院の産婦人科

待合室でかなり待ったのちにようやく呼ばれ、まずは見てみましょう、ということで内診台へ。経膣超音波エコーのモニターに何か黒いモヤモヤした画像が映し出されている。すると先生の顔が曇ったことが分かる。「心拍は見えていませんね。まずは着替えて、診察室でお話しします」とのこと。その後告げられたのは、もしかしたらこれは流産する胎芽を見ている可能性が高い、ということだった。

1週間後にもう一度見てから確定診断にするとのことで、また来週来てくださいと言われる。

嬉しい気持ちが一転、それからは長い1週間を過ごした。
お腹の中の、あの超音波画像で見えたちっちゃな黒い丸のお豆ちゃんは、もう生きていないのか、、もう“いのち”ではないのか、、、

大事を取った方がいいのか、無理をしていいのか?でも無理することイコールもしかしたらまだ生きている可能性もある“小さな黒いお豆ちゃん”の命を諦めることではないのか。。

そんな良くわからない長い長い日々を過ごした後 、1週間後に心拍がないことが再度確認され、稽留流産との確定診断となった。
手術をするか、自然な排出を待つか、どちらかを選べるとのことで、自然流産を選び待つことに。

 

もちろん残念で多少落ち込みはしたのだが、1度の流産は全妊娠の約2割と言われており、実はよくあることだそうなので、そういうことも起きてしまうのだろう、次を頑張ればいい!と思えた。心拍を見ていなかったので、「いのち」を実感する前だった分、喪失感のようなものもそこまで大きくはなかったのだと思う。


それから数週間。
11月中旬、仕事の同僚と外でランチにタイ料理を食べていたときに、次第に何やら激しくなる腹痛。トイレに駆け込むと、大量の出血で床を血の海にしてしまう。一人でなんとか掃除をして、同僚と一緒に会社に戻る。

当時の上司に、(もちろん妊娠のことは告げていないので)体調が悪いので病院に行くため早退する旨告げたところ、「今期の査定評価を今日中にやってしまわないといけないから、10分付き合って」と言われる。(・д・)チッ

本当の理由を言ってないので、まあ10分くらいなら耐えられるか〜、タイミング悪いなほんと!と思いつつ、ハイハイ言いながら、上の空で今期のボーナスにつながる査定の話をひたすら受け流した十数分。。

あまり意味のない査定の時間を終えると、痛みをこらえてタクシーで病院へ向かう。

処置室に入り、排出の具合を診察してもらい、子宮収縮の薬をもらって自宅に帰ったのだった。

 

ひとつわかったこと。

妊娠したということは、初期には最小限の人にしか言うべきでない!(当たり前すぎ)

親しい同僚2人に話していたので、余計な気を使わせてしまった。そして一番は両親、そして義父に心配をかけてしまった。

 

ここからまた、いつもの日常が始まったのだった。

台湾の産後ケア ③日本の施設見学

2016年の夏、どの病院で産むかを決定する前に、産後ケア施設に見学に行った、私たち夫婦。

なぜなら、産後ケア施設に入るのか、入らないのか決まらないと、東京で産むのか、里帰り出産にするのか、決めることができなかったからなのです。

 

一つ目は千葉の船橋にある、こちらの施設。

mammycamp.jp

 

提供されているケアの内容としては、

1日5食つき(朝、昼、晩とおやつ、夜食)、

ハーブテント(いわゆるよもぎ蒸し)や足湯は毎日利用可能、ハーブティーも飲み放題、おっぱいケア、

基本母子同室ですが、大変なときは赤ちゃんを預かってもらえるベビールームがあり、

赤ちゃんを見てくれる、「産前産後管理士」さんが常にいてくれます。

 

また、旦那さんも(追加料金を払えば)同じ部屋に泊まることができます。

部屋着やタオル等、全て支給してもらえるほか、洗濯もお願い出来るという、至れり尽くせりぶりです。

 

百貨店のような商業施設の中の4階、という不思議な場所にあるこの施設。

経営は韓国系の医療法人のようです。だから、ハーブテントや、座浴ビデ(産後の会陰部ケア)などのケアが準備されているのだなぁと納得。

 

見学に行った際も、施設の入り口ではまずクリーンルームに入り、前方向から吹き付ける強風で(?)ホコリなどの汚れを落とします。そして手洗いを行い、マスクをして、やっと中に入ることができました。

 

まずはこの施設が紹介されたニュースの映像を見せてもらい、それから各施設をそれぞれ案内してくれたのですが、

お部屋もきれいでゆったり広く、まるでホテルのよう。

各部屋にシャワーとトイレがあり、会陰部ケアのための座浴ビデが取付けられていました。これは、韓国からの取り寄せとのこと。

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(画像:Mammy Camp Tokyoより)

 

値段も決して安くはなく、2週間の滞在で約50万!驚きの値段です。

 

 その他、宿泊料とは別料金になりますが、エステルームがあり、ボディトリートメントやヘッドスパ、ネイルなども受けることができるとのこと。

ここまで何でもそろっていれば、安心して過ごすことができるし、リフレッシュできるだろうなあ、と思いました。何より、きっと何か困っても一人で悩むのではなく、色んな人に聞いたり、話したり、助けてもらったり出来る環境である、ということが重要なのだと思います。

 

 

2つ目は、産褥入院のできる、中央区にある産科クリニックです。

聖路加産科クリニックでのお産 - お産 - 受診案内 - 聖路加国際病院

 

こちらは、自然分娩の考え方をできるだけ取り入れた、聖路加国際病院の隣にある系列の産科クリニック。

ほぼ助産士さんによる助産院ですが、聖路加から先生も1人来ているということで、助産院と病院の中間、のようなイメージです。

 

ショートステイ」というのがいわゆる産褥入院のことで、他の病院で産んだ場合も、このショートステイは利用出来ます。

助産師さんによる授乳ケア、母乳マッサージや育児支援、そして自然派の食事、それからオプションで母子のトリートメントなども受けられるとのことです。

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こちらも母子同室。(ただし洗濯は自宅でして持って来てもらう必要有り。これは普通の病院と一緒ですね。)

お部屋は洋室と和室があり、こじんまりしているものの、全体的にとっても清潔で、暖かい雰囲気に包まれていました。

費用は1泊29,000円なので、2週間にすると40万円強、といったところです。

ここでは、赤ちゃんを預かってもらうベビールームのようなところもサービスも無いので、基本的にずっと赤ちゃんとお母さんは一緒にいる、という考え方です。

 

 

そういう施設に見学をしに行った、と私の両親に伝えたときの最初の反応は・・・
何を考えているのか、そんなことに大金を使うなんて(あほらしい!)

贅沢すぎる、もっと他のことに使うべきだ・・・ だったら最初から実家に帰ってくれば良い!

 

という感じ。

まあ、でしょうねでしょうね、そうでしょうね・・・想像どおりです。

だって、私自身も最初見たとき目が飛び出てましたから。。。

 

日本では産後にお金を使う、という考え方は、ほぼ無いと思います。
里帰り出産をする場合は、実家の母親に手伝ってもらって1月くらい過ごすのが普通ですが、
最近は核家族化で、夫婦のみで産後を乗り切る人も多くなっています。
そして、35歳以上でのいわゆる高齢出産と言われる年代の出産も多くなっている今、
夫婦が高齢ならばその両親ももちろんその分年齢を重ねています。必ずしも元気に、大変な子育てを手伝ってもらえるのが当たり前、というわけではありません。

そんなとき、自分でなんとかしないといけない、という人も多くいるのではないでしょうか。
実際、私の友人や知人でも、自宅で一人で乗り切った、少しは旦那さんも手伝ってくれたが、基本的に家事は自分でやっていた、という人の話も多く聞きました。

 

日本では、物理的にもそうですが、それよりも心理的なハードルが高く、こういった産後のサービスを使いたい、と妻の側から言い出すことは、大変難しい気がします。

夫にそれを納得してもらうのは、ものすごい至難の技だし、なにを贅沢なことを言ってるんだ!と、だいたいは思われることでしょう。

 

費用的にも、産後の休息の必要性の説明にしても、もし私が試みてみようと思ったら、家族、特に男性である夫が充分納得できるように説得できる自信は、全くありません。。。

 

なので、産む場所がどこか、ということよりも、産後のことの方が大事、くらいな考え方のある台湾人の夫にただただ感謝、、、です。

まだどこにどれだけの期間滞在するか最終的に決めていませんが、また利用後にもレポートしたいなと思います。

 

私は2施設のみしか実際に見学はしていませんが、

こちらに全国の産後ケアを受けられる施設が一覧で載っています。

 

産後ケアセンターとは 一般社団法人 日本産後ケア協会

 

自治体によっては補助金が出るところも増えているとのこと。

私の住んでいる区はありませんが、

こういうサービスがどんどん増えていき、

安心して子どもを産み、育てられる環境がもっと整っていけば良いなと、思います。

 

台湾の産後ケア ②台湾では当たり前の座月子(ズォユエズ)

やっと(中途半端に)産休に入りました。
(正確に言うと、明日と明後日は出勤し、3日後から正式に産休入り。)
引き継ぎがなかなか終わらず、最後まで残業してしまう自分は、THE・日本人です。
そんなわけで、全く家に帰ってからPCに触る気力もなかったここ1ヶ月をなんとかやり過ごし、やっとPC開く余裕が出来ました。


産後ケアの話題が全然途中でしたね。。


台湾では、産後1か月を「座月子(ズォユエズ)」といい、
産後1か月は完全に身体を休め、料理、掃除、水仕事などの家事は一切せず、赤ちゃんにおっぱいをあげる以外はずっとベッドで休み、
漢方の食事をとり、養生するのが通常です。

かなり厳しく行う人は、シャワーも浴びてはいけないとか、PCやスマホ、テレビも目を疲れさせるから見てはいけない、涙を流してはいけない、冷たいものを飲んではいけない、、などの決まりもあるとのこと。
食べてはいけない種類のものも色々あると同時に、食べるべき食材も、色々とあります。

夫の妹(小姑)が日本に遊びに来た際に、座月子の本を買って来てくれました。
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日本で産後ケアの本って少ないので、この情報は貴重!
でもいきなり内容が高度で、さらに中国語なのでハードルが高い!ですが、途中まで頑張って読み進めました。なかなか面白いです。
日本語でこういう本があれば良いのに!!


妊娠して子どもを育むことの出来るからだを作る、という意味では、
子どもが欲しいと思ったそのときから、身体作りの準備を始めましょう、と
1つの本の著者の郭月英さんは言ってますね。

1、妊活中は、「拝毒」を心がけて、太らないようにし、「有毒物質」(身体にとって良くないもの)はとらないようにする。
2、妊娠中(1〜40週)は、「養胎」で子どもを養うための身体作り。
3、月子(産後1か月の41〜44週)は、体質調整のため良く休み、気力と体力の回復につとめる。
4、産後(45〜52週)は、「瘦身」で妊娠前の体型に戻す。

というのが基本の考え方の様子。
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産後1か月のケア「座月子」も、この考え方の一部分なのですね。

本には、それぞれの時期に取り入れるべき色々な食材、料理、レシピなどが詳しく載っています。
母乳を出すのに良い料理、などもたくさん。
産後は台湾では、例えば、鶏肉を麻油というゴマ油で炒めた後、台湾の米酒で煮詰めた「麻油鶏」というスープを必ず飲むそうです。
これは、以前家で作った(作ってもらった?)ことがありますが、味がしみていて美味しかった記憶が。


そういえば、ビビアン・スーが昨年子どもを産んだ後、この座月子を行った、しかもかなり厳しくて伝統的な方法でやった、というのを前にブログかなにかで見ました。
ベッドから動かず、洗髪も一切しないで頑張り、辛かったと。。

※(追記)ビビアン・スーの場合は月子期間ではなかったとの連絡いただきました。上記↑不確か情報です。すみません!



そうして、その後、産後ケアが受けられる施設も2カ所見学に行ったのですが、その話はまた次回に。